漢方生薬辞典

約780種の生薬を五十音順に紹介。日本の漢方薬や伝統薬に配合されている和漢生薬、民間薬、ハーブなども紹介。

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黄土

○黄土

 中国の西北部から華北にかけて広がる第四紀層に沈積した土を黄土という。アジア内陸のモンゴル、タクラマカンなどの砂漠から偏西風によって渡来した微細な砂粒の風成堆積物で、黄河流域に谷壁をなして露出している。日本には産しないが、関東ロームが比較的近いといわれる。

 K、Na、Ca、SiO2などの塩を含む灰黄色の土である。ただし、日本漢方では一般に伏竜肝のことを黄土と称して用いている。黄土の性味は甘・平・無毒で、和胃・解毒の効能があり、嘔吐、下痢、腫れ物、打撲傷に用いる。金匱要略の黄土湯などに用いる灶心黄土は、この黄土で作ったかまどの土、つまり伏竜肝を用いる。

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