漢方生薬辞典

約780種の生薬を五十音順に紹介。日本の漢方薬や伝統薬に配合されている和漢生薬、民間薬、ハーブなども紹介。

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柿葉

○柿葉

 東アジア温帯に分布するカキノキ科のカキ(Diospyros kaki)の葉を用いる。カキは生薬として色々に利用され、柿のヘタは柿蒂、果実の干したものを柿餅、柿のしぶを柿漆という。

 柿葉にはビタミンCが多く含まれるほか、フラボノイド配糖体のアストラガリン、ミリシトリン、そのほかカロテン、パントテン酸、タンニンなどが含まれる。中国では止咳・止血薬として咳嗽や喀血、消化性潰瘍、血小板減少症などに応用されている。日本の民間療法では血圧降下作用のある健康茶として愛飲されている。

 近年、アストラガリンにヒスタミン分泌抑制作用のあることが認められ、花粉症に対する効果が期待されている。西式健康法では柿茶を常用して微熱や虚弱体質の治療に用いている。柿茶の製法は若い芽を摘み取って葉脈を除き、3分ほど熱湯に通し、小さく刻んで陰干しにし、十分に乾燥する。ただし柿茶を長く服用していると便秘になることがあるので注意を要する。

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