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漢方生薬辞典

約780種の生薬を五十音順に紹介。日本の漢方薬や伝統薬に配合されている和漢生薬、民間薬、ハーブなども紹介。

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西河柳

○西河柳(せいかりゅう)

 中国北部及びモンゴルを原産とするギョリュウ科の落葉小高木ギョリュウ(Tamarix chinensis)の葉のついた細い幼枝を用いる。日本には江戸時代に渡来し、切花や庭園樹として植栽されている。

 水湿地を好み、枝は細く垂れ下がって全体の形はヤナギに似ている。5月と8月頃の年2回に淡桃色の小さな花が咲くといわれ、三春柳の名もある。楊貴妃が非常に愛したため御柳と呼ばれ、神聖な木という意味で檉柳ともいう。

 成分は明らかでないが、止咳・抗菌・解熱作用が報告されている。漢方では発表・透疹の効能があり、専ら麻疹の治療に用いる。日本にも麻疹の薬として導入された。麻疹で発疹が遅く、高熱、煩躁、口渇、咽頭痛のみられるときには淡竹葉・葛根・蝉退などと配合する(竹葉柳蒡湯)

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