漢方生薬辞典

約780種の生薬を五十音順に紹介。日本の漢方薬や伝統薬に配合されている和漢生薬、民間薬、ハーブなども紹介。

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ムイラプアマ

○ムイラプアマ

 南米アマゾン川流域に分布するボロボロノキ科の低木ムイラプアマ(Ptychopetalum olacoides)の根及び樹皮を用いる。ただし、ブラジルでムイラプアマと呼ばれている植物に、別のボロボロノキ科のLiriosma ovataもあり、同様の効能が謳われて商品化されている。

 アマゾン川流域のインディオ達は疲労回復や神経や筋肉の強壮剤として、またインポテンツの治療薬として利用してきた。20世紀のはじめに媚薬としてヨーロッパにもたらされ、内服用の流エキスや陰部浴剤として用いられた。

 根と樹皮には遊離脂肪酸や脂肪酸エステル、アルカロイドのムイラプアミンなどが含まれている。近年、男性だけでなく女性の性機能改善や月経不順、また神経衰弱や抑うつ認知症などにも用いられている。日本でも強精・強壮を目的としてドリンク剤や滋養強壮薬に配合されている。

 有効成分の多くは脂溶性であるためチンキ剤として利用するほうがよい。また、チンキ剤をリウマチや麻痺の患部にすり込んでマッサージする治療法もある
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