2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧
木鼈子(もくべっし) 中国南部から東南アジア、インドなどに分布するウリ科のつる性一年草ナンバンカラスウリ(Momordica cochinchinensis)の成熟種子を用いる。 直径10cmくらいの楕円形の赤く熟した果実の中に直径2~3cmの円盤状の種子ができる。…
○木天蓼(もくてんりょう) 日本各地、朝鮮半島、中国東北部などに分布するマタタビ科の落葉つる性植物マタタビ(Actinidia polygama)の果実の虫癭(むしこぶ)を用いる。中国ではマタタビの枝葉を木天蓼といい、果実の虫癭を木天蔓、虫癭でない果実を木天…
○木通(もくつう) 日本の本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に分布するアケビ科の落葉つる性本木、アケビ(Akebia quinata)の茎を用いる。アケビの果実は八月札あるいは預知子という。 中国ではこのほか同属植物のミツバアケビ(A.trifoliata)や白木通(A.…
○木賊(もくぞく) 北半球の温帯に分布するトクサ科の常緑シダ植物トクサ(Equisetum hyemale)の茎あるいは全草を用いる。日本では中部地方以北の山中の湿地に自生し、茎は濃緑色でまっすぐに直立している。スギナと同属のシダ植物の一種で、園芸植物として…