○紅更紗(べにさらさ)
本州北部から北海道に分布する
マメ科の
多年草エゾノレンリソウ(Lathyrus palustris var.pilosus)の全草を用いる。レンリソウ(連理草)とは小葉が対生する様子を表した名で、
スイートピーと同属植物である。
エゾレンリソウは別名ベニサラサ(紅更紗)あるいはヒメレンリソウ(姫連理草)という。全草にケンフェロールなどフラボノイドの配糖体が含まれる。
民間では利尿薬として腎臓病に用いられたり、婦人の
血の道症にに用いられる。また糖尿病に対して血糖を下げる効果があると報じられている。