屁糞蔓
○屁糞蔓(へくそかずら)
日本各地、朝鮮半島、中国、台湾、フィリピンなどに分布するアカネ科のつる性多年草ヘクソカズラ(Paederia scandens)の果実や全草、根を用いる。茎や葉には独特の悪臭があり、そのため屁糞蔓とか鶏屎藤といった気の毒な名前がある。しかし、白くて中が紅紫色の小さな可憐な花が咲くためにサオトメバナ(早乙女花)とかヤイトバナ(灸花)という別名もある。
全草にはイリドイド化合物のペデロシド、スカンドシド、アスペルロシドなどが含まれる。日本、中国の民間療法として知られているが、中国では全草および根、日本では果実を用いる。
中国では煎じて下痢、腹痛、関節痛、腫れ物、打撲傷などに用いる。日本では生の果実をつぶしてその汁をしもやけ、ひび、あかぎれなどに外用する。また毒虫に刺されたときに葉の汁をすりこむと痛みやかゆみが止まる。インドネシアでは駆風薬としても知られている。
日本各地、朝鮮半島、中国、台湾、フィリピンなどに分布するアカネ科のつる性多年草ヘクソカズラ(Paederia scandens)の果実や全草、根を用いる。茎や葉には独特の悪臭があり、そのため屁糞蔓とか鶏屎藤といった気の毒な名前がある。しかし、白くて中が紅紫色の小さな可憐な花が咲くためにサオトメバナ(早乙女花)とかヤイトバナ(灸花)という別名もある。
全草にはイリドイド化合物のペデロシド、スカンドシド、アスペルロシドなどが含まれる。日本、中国の民間療法として知られているが、中国では全草および根、日本では果実を用いる。
中国では煎じて下痢、腹痛、関節痛、腫れ物、打撲傷などに用いる。日本では生の果実をつぶしてその汁をしもやけ、ひび、あかぎれなどに外用する。また毒虫に刺されたときに葉の汁をすりこむと痛みやかゆみが止まる。インドネシアでは駆風薬としても知られている。